性同一性障害(せいどういつせいしょうがい、Gender Identity Disorder,GID)とは、精神医学用語の1つとして用いられた概念。
本来は米国心理学者によって人間の身体の性別から期待される社会的規範から逸脱した行為を記述するため1980年代に身体の性別への違和感を訴える症状に対する性別違和症候群(gender dysphoria)という診断名に関連して使用され始めた心理学用語で、現在一般に生物学的概念として男女いずれかの身体形状に属す身体を持つにも拘らず性自認がその出生時に判別される外性器とそれに由来する身体の性別と一致しない状態やそれを訴える症状に対して主に日本国内において用いられる診断名である。ここで性自認とは、自分の性を男と思っているのか、女と思っているのか」かという自由意思によって変えることのできない自己意識をさす。(性自認の項目を参照)アメリカ精神医学会のDSM-IV-TRや世界保健機関のICD-10にもこの診断名は存在するがその定義は前者が「性転換症(transsexualism)」と同意なのに対して、後者ではそれに加えて異性装を包括している。しかしジョグジャカルタ原則第18原則はDSM-IVやICD-10における精神疾患としての位置付けに異議を唱えている。
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