シリア
'''シリア・アラブ共和国'''(シリア・アラブきょうわこく)、通称'''シリア'''は、中東・西アジアの共和制国家。北にトルコ、東にイラク、南にヨルダン、西にレバノン、南西にイスラエルと国境を接し、北西は東地中海に面する。首都はダマスカス。なお「シリア」という言葉は、現在の国家ではなく、周辺のレバノンやパレスチナを含めた地域(歴史的シリア、大シリア、ローマ帝国のシリア属州)を指すこともある。
【動画】サッカー シリア vs 日本 アジアカップ 2011

アジアカップ 2011 - グループリーグシリア代表 対 日本代表2011.1.13@カタールスポーツクラブスタジアムAsian Cup 2011 - Group League SYRIA vs JAPAN 13 Jan 2011@Qatar Sports Club Stadium
国名
正式名称は、アラビア語でالجمهوريّة العربيّة السّوريّةで、読みはアル=ジュムフーリーヤ・アル=アラビーヤ・アッ=スーリーヤ(ラテン文字転写 Al Jumhuriyah al Arabiyah as Suriyah)、通称 Suriyah。公式の英語表記は Syrian Arab Republic (シリアン・アラブ・レパブリック)。通称 Syria (シリア)。
日本語の表記は'''シリア・アラブ共和国'''。通称'''シリア'''。
「シリア」の語源は不明だが、アッシリアの転訛とする説、ティルスの転訛とする説などがある。次のエントリ
歴史
【動画】世界初公開?シリアの鉄道!ダマスカス-アレッポ
2007年8月1日、シリアの首都・ダマスカスからアレッポまで列車に乗ってみました! 恐らく、日本もしくは世界初(?)のシリア鉄道の映像かもしれません。 plaza.rakuten.co.jp (世界各地の旅行記。シリア編もあり!)
政治
シリアは共和制、大統領制をとる国家である。現行憲法は1973年3月13日に制定されたもので、国家を社会主義、人民民主主義国家と規定しており、バアス党(アラブ社会主義復興党)を「国家を指導する政党」と定めている。国家元首である大統領は、バアス党の提案を受け人民議会が1名を大統領候補とし、国民投票で承認するという選任方法を採っている。大統領の任期は7年で、イスラム教徒でなければならず、再選制限は無い。大統領は'''絶対的な必要性がある場合'''は、人民議会の閉会中でも立法権も行使することができ、シリア軍の最高司令官も兼任する。首相は大統領により任命される。内閣に相当する'''閣僚評議会'''のメンバーは、大統領が任命する。
議会は一院制で、正式名称は'''人民議会'''。定数250議席。人民議会議員は国民の直接選挙(15選挙区)で選出され、任期は4年である。定数250議席のうち、127議席は労働者と農民の代表でなければならないと規定されている。
シリア・アラブ共和国憲法はバアス党を「国家を指導する政党」と規定しており、バアス党によるヘゲモニー政党制が採られている。バアス党のほか、アラブ社会主義連合党やシリア共産党などの政党は与党連合'''国民進歩戦線'''を結成している(国民進歩戦線議長はバアス党書記長)。合法的な野党というものは存在せず、事実上の野党勢力は無所属という形で人民議会選挙に立候補することとなる。非合法政党はクルド人勢力が大半。
司法制度はフランス法およびオスマン帝国法を基礎としている。イスラム法は家族法の分野で用いられている。大統領を議長とする'''最高司法評議会'''が置かれており、裁判所判事の任命に当たる。最高司法機関は'''最高憲法裁判所'''である。
実質、大統領による独裁政権であるが、その実情は前政権時代の官僚が政治を牛耳っており、また、バッシャール・アル=アサド大統領自身も、政治的経験も少ないため憲法で定められた大統領の強い権限もあまり行使されていない。バッシャール・アル=アサドは大統領就任後には、民主化も含む政治改革を訴えて、腐敗官僚の一掃、政治犯釈放、欧米との関係改善などを行い、シリア国内の改革派はバッシャールの政策を'''ダマスカスの春'''と呼んだ。
しかし、改革に反対する守旧派や軍部の抵抗で改革は思うように進展せず、また2003年のイラク戦争でアメリカ軍の圧倒的な軍事力で隣国の同じバアス党政権のサッダーム・フセイン体制がわずか1ヶ月足らずで武力で崩壊させられたことに危機感を覚え、以後、体制の引き締め政策を行い、デモや集会の禁止、民主活動家の逮捕・禁固刑判決、言論統制の強化、移動の自由制限など、民主化とは逆行する道を歩む。近年、レバノン問題で欧米との対決姿勢を鮮明にしてからは、この傾向がますます強くなっている。理由としては、グルジアやウクライナなどで、いわゆる「色の革命」といわれる民主化運動により、時の強権的政権が次々と転覆したことに脅威を覚えたからだと見られている。次のエントリ
軍事
シリアはアラブの世界ではエジプトに次ぐ軍事大国と知られる。シリアは徴兵制が敷かれており、男子の兵役義務がある。また敵国であるイスラエルの侵攻を防ぐために、旧東側諸国の武器を重装備しており、友好国であるロシアから主に武器を調達している。シリア軍の総兵力は現役約32万人、予備役は50万人である。陸軍の総兵力は約21万5000人、海軍総兵力約5000人+予備役約4000人、空軍約総兵力4万人である。その他にイスラエルの侵攻に備えて、ゲリラ戦を行う為に複数の民兵組織が組織されている。
シリアの軍事予算に占める割合は国家予算の一割に当たり、膨大な軍事費の為にシリアの財政を非常に圧迫している。またハマス、ヒズボラ、PFLPなどのテロ組織、ゲリラ組織への資金援助、武器援助などを加えると軍事費は更に膨大なものとなっている。次のエントリ
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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