ソニー・コンピュータエンタテインメント
'''株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント'''('''S'''ony '''C'''omputer '''E'''ntertainment Inc. 略称:'''SCE''')は、家庭用ゲーム機、ゲームソフトの開発、製造、販売などを行う日本のメーカーである。概要
1993年、ソニーの技術者やソニー・ミュージックエンタテインメントのスタッフらによって東京に創立された。現在はソニーの完全子会社でありソニーグループ企業である。同グループでは「ネットワークプロダクツ&サービス (NPS)」(担当:平井一夫・ソニー執行役EVP)と呼ばれる事業グループに属する。100%出資子会社として国内に株式会社ポリフォニー・デジタルを、海外に北米法人のSony Computer Entertainment America Inc. (SCEA)、欧州法人のSony Computer Entertainment Europe Limited (SCEE)、日本担当のSony Computer Entertainment Japan(SCEJ)、アジア地域担当のSony Computer Entertainment Asia(SCE Asia)、韓国法人のSony Computer Entertainment Korea Inc. (SCEK)を傘下に持つ。本社の正式略称は'''SCEI'''である。欧州のSCEEはオーストラリア地域担当のSony Computer Entertainment Australia(SCE Aust.)、イタリア地域担当のSony Computer Entertainment Italy(SCE Italia)を傘下に持つ。創立の切っ掛けは、1990年代前半に任天堂と共同で計画していたCD-ROM対応型のスーパーファミコン開発が「CD-ROMのロイヤリティがSCEの総取り」という不平等な契約で決裂したことを発端としていて、後に参入ハード第1号に命名した「プレイステーション」も共同開発ゲーム機のコードネームとして付けられたものであった(詳しくはプレイステーションやスーパーファミコンを参照)。
1994年に当時としては最先端の3D映像技術を武器にした家庭用ゲーム機プレイステーションでハードウェア市場に参入しセガのセガサターンや任天堂と激しい市場競争を繰り広げたが、ファイナルファンタジーシリーズの影響もあり、発売から3年でゲーム市場における首位の座に立った。さらに2000年に発売したプレイステーション2でも、セガのドリームキャストや任天堂のニンテンドーゲームキューブ、マイクロソフトのXboxなどの競合商品を相手取り優位を維持し、DVDプレイヤー普及の立役者ともなった。しかし、2004年に発売したプレイステーション・ポータブルや、ブルーレイプレイヤーとしても普及の引導役を期待されていた2006年発売のプレイステーション3は、任天堂のニンテンドーDSや、WiiやXbox 360との普及競争に苦戦していたが薄型のPS3発売以来好調が続いている。なお、2009年3月時点でSCEは104億円の債務超過となっていた。
2009年3月期の売上高は9850億6600万円、営業利益が374億5900万円、経常利益が282億3500万円、純利益が95億5000万円
2010年4月1日には(旧)SCEを株式会社SNEプラットフォームに商号変更した上で、そこからゲーム機・ソフトの開発・販売事業を会社分割(新設分割)し、新会社「'''株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント'''」を設立。ネットワーク事業が残った株式会社SNEプラットフォームを、親会社のソニー株式会社が吸収合併するなどの組織再編が行われたほか、同年夏には本社をソニー本社ビル内に移転、開発部門も品川地区に移転する計画があるなど、ソニー本体との連携強化が進められている。
CMではプレイステーションに対して一般に広く呼ばれている「プレステ」という略称を使わず「'''PS'''」('''ピーエス''')という略称を用いている。スクウェア(現スクウェア・エニックス)の映画事業の失敗に対する支援のため、同社に出資し、2004年9月現在、スクウェア・エニックスの第4位の株主であったが、SEホールディングス設立に伴う持株会社化に伴い影響力は大幅に下がっている。
自社のハードの売り上げ数に関しては「生産出荷台数」(工場から自社倉庫へ出荷した数)のみを公表していたため、実質販売数がわかりづらいとの声も多かったが、2007年に売上実績数の公開に変更した。次のエントリ
年表
ハードウェアメーカとしてのSCE
SCEは据え置き型ゲーム機では、プレイステーションからプレイステーション2までは、ライバル機種を大きく切り離して独走状態を続けていたが、それを支えるための数々の戦略やポリシーを持つ。次のエントリハードウェアの方針
SCEはゲーム機器を開発する際、テーマとする機能、性能が最も高くなるような味付けを行うことで他社との差別化を図ってきた。例えばPSではGTEによるジオメトリ性能の強化を図り、またPS2ではエンベデッドDRAMを採用しピクセル描画性能を高めてきた。PS3ではCellによる浮動小数点演算性能を強化し、物理演算などによる仮想世界の構築に焦点を合わせている。SCEはこれら特徴を得るために、最先端キーデバイスの自社開発を積極的に進めている。PSではジオメトリエンジン (GTE)の仕様策定に関わり、PS2では東芝とCPU(Emotion Engine)を共同開発した。また描画LSIのGSはソニー木原研究所(2006年4月1日にソニー技術開発本部に移管)との共同開発である。PS3ではソニー、東芝、IBM3社共同でSTI Design Centerを設立し、218 GFLOPS 3.2GHzの強力なプロセッサ (Cell)を開発した。PSPのLSIはPS2に非常に近い特徴を持つとされる。次のエントリ
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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