弁護士
'''弁護士'''(べんごし)とは、'''法的手続'''において当事者の代理人、被告人の弁護人として法廷で主張・弁護等を行うほか、各種の法律に関する事務を行う職業、あるいはその'''資格'''を持った者をいう。弁護士は、'''法律相談'''をしたり、当事者の代理人として、各種の法律に関する'''事務処理'''や'''主張・弁護活動'''等を行うことで報酬を得る。日本では、その職掌・資格に関しては'''弁護士法'''、'''弁護士職務基本規程'''などで規定されている。日本の弁護士の職務
日本の弁護士は、'''民事訴訟'''では、原告・被告等の訴訟代理人として主張や立証活動等を行う。破産や民事再生、会社更生法の申請などの法的倒産処理手続やこれに関連する管理業務などの'''法律事務'''を行い、関連する'''法律相談'''も行う。また'''刑事訴訟'''では、弁護人として被告人の無罪を主張し、あるいは適切な量刑が得られるように、検察官と争う。なお、弁護'''士'''と弁護'''人'''は別の概念であり、弁護士は、弁護人の立場になることのできる代表的な資格である。また、検察審査会が起訴議決した場合、検察官として職務を行う。また同様に、公務員職権濫用等の犯罪について、検察官の職務を行うことがある。
徽章(バッジ)のシンボルは、中央にエジプト神話マアトの「真実の羽根」との重さを比較する天秤を配した向日葵(ひまわり)。次のエントリ
業務分類
弁護士の業務は、主に法律事務ないし法務である。これはいくつかの観点から分類が可能である。次のエントリ法分野による分類
'''一般民事'''とは、主として個人から委任される民事上の一般的な法律問題を扱う分野である。一般民事はさらに、過払金返還、保険金請求(被害者側)、示談交渉、個人の破産・再生などがある。一般民事を取り扱う弁護士が扱うことの多い分野としては、他には、家事、消費者問題(消費者側)や労働問題(労働者側)、一般企業法務などもある。'''家事'''とは、離婚や相続など、家事事件に関する法律問題を扱うものである。しばしば渉外案件(外国人の離婚や相続など)となる。'''消費者問題'''は、消費者と企業の間の紛争を取り扱うものである。'''労働問題'''は、労働者と使用者の間の紛争を取り扱うものである。'''一般企業法務'''は、後述する企業法務に属する。
'''広義の企業法務'''とは、主として企業を委任者とする法律問題を扱う分野である。企業法務(広義)は、多くの場合、狭義の企業法務(コーポレートとも)、金融法務(ファイナンスとも)、税務、知的財産、倒産・事業再生、紛争処理などの分野に分かれている。いずれの分野も渉外案件を含み得る。
'''狭義の企業法務'''には、一般企業法務(ジェネラル・コーポレートとも)、ガバナンス、M&A、労働問題(使用者側)などが含まれる。'''金融法務'''は、銀行、証券、保険、金融規制、ストラクチャード・ファイナンス、アセット・マネジメントなどを扱うものである。
'''刑事'''とは、主として被疑者や被告人の弁護を扱う分野である。公判における法廷活動だけでなく、不起訴に向けた活動、示談交渉や保釈請求、勾留中の被疑者・被告人と外部との連絡役なども含まれる。
その他のカテゴリーとしては、行政事件や人権に関わる事件などがあると思われる。しかし、依頼主によって一般民事ないし企業法務との位置づけも可能である(もっとも、公共団体等からの委任であれば、一般民事でも企業法務でもない分野とはいえよう)。結局のところ、各分野は相互に重なり合う部分があり、その区別は基本的に相対的なものである。次のエントリ
各国の弁護士制度
関連項目:次のエントリ出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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