母音調和

母音調和

'''母音調和'''(ぼいんちょうわ)とは、一語の中に現れる母音の組み合わせに一定の制限が生じる現象のこと。

アルタイ諸語満州語などのツングース諸語モンゴル語などのモンゴル諸語トルコ語などのテュルク諸語)、フィンランド語ハンガリー語などのフィン・ウゴル諸語を含む「ウラル語族」のほか、アフリカアメリカの言語にも見られる。

母音調和現象を持つ言語には、その言語の中で使われる母音にグループがあり、ある単語の語幹に付く接辞の母音が、語幹の母音と同一グループの母音から選択される。母音のグループは、口を大きくあけて発音するかすぼめて発音するか(広い・狭い)、発音するときに舌が口の前に来るか後ろのほうに来るか(前舌・後舌)などの特徴によって区分されている。
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【動画】金星のオイリュトミー
金星のオイリュトミー
blog.livedoor.jp 金星と母音の「あ」のオイリュトミー金星のオイリュトミーは、左手で、体の後ろにひろがる精神世界から汲み取ったものを、右手でこの世界に差し出すオイリュトミーです。 金星のオイリュトミーがもたらすものは、共感を持って受け入れる、あたたかな心です。

日本語における母音調和

万葉仮名の研究によって明らかにされた上代日本語の母音の法則も母音調和の一種とする説がある。すなわち、
  • 上代特殊仮名遣いの甲類・乙類の違いは母音の違いに基づくものであると考えられる

  • 上代特殊仮名遣いにおいて「有坂・池上の法則」と呼ばれる甲類・乙類の仮名の現れ方の法則性が確認される

  • ことをもって、上代の日本語には母音調和またはその痕跡があったとするものである。

    「有坂・池上の法則」とは、次のようなものである。
  • オ列甲類とオ列乙類は、同一結合単位(語幹ないし語根の形態素)に共存することはない。

  • ウ列とオ列乙類は同一結合単位に共存することは少ない。特にウ列とオ列乙類からなる2音節の結合単位においては、そのオ列音はオ列乙類ではない。

  • ア列とオ列乙類は同一結合単位に共存することは少ない。


  • 現代日本語でも、固有語と考えられる身体の部位を表す言葉、例えば「みみ」(耳)、「あたま」(頭)、「ほほ」(頬)、「からだ」(身体)、「ひじ」(肘)、「ちち」(乳)、「しり」(尻)などは同じ母音の連続が顕著に見られ、これをもって日本語が原始的な母音調和の痕跡をとどめているともいわれる。日本語をアルタイ語族に含める説の有力な根拠であるとされるが、これらが実際に母音調和であったかどうかは証明されていない。
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    【画像】モンゴル語母音調和の研究―実験
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    【画像】トルコ語の母音調和に関する実験
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    【画像】モンゴル語母音調和


    出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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