資本
'''資本'''(しほん、英:Capital)とは、事業活動などの元手のことである。また、'''近代経済学'''における生産三要素のひとつ、'''マルクス経済学'''においては自己増殖する価値の運動体のこと、あるいは'''会計学'''や'''法学'''における用語である。原義
一般的な用法、基本的は用法としては、事業活動を行うための元手となる金のことである松村明編『大辞林』三省堂。また派生用法として、比喩的に仕事や生活を維持していいくための収入、あるいはその元となるもののこと。
使用例としては「商売をはじめるため、商売の資本を集める」「サラリーマンは体が資本だ」など。次のエントリ
近代経済学における資本
近代経済学における資本は、土地や労働と並ぶ'''生産三要素'''のひとつである。過去の生産活動が生み出した生産手段のストックであり、工場や機械などの'''固定資本'''、および原材料・仕掛品・出荷前製品などの'''流動資本'''からなる。
資本の蓄積によって、生産活動の拡大を図ることができる。
資本は多くの場合、以下の3つに分けられる。
●金融資本
金銭や株式など
●物的資本
建物や設備など
●人的資本(ヒューマンキャピタル)
労働者の教育程度や健康状態など次のエントリ
マルクス経済学における資本
マルクス経済学では、資本を剰余価値を生むことにより自己増殖する価値の運動体と定義している。資本主義経済において資本が主体として再生産を繰り返すことで社会を維持、成長させる。マルクス経済学において資本は大きく分けて、産業資本と商業資本などの現実資本(機能資本)、利子生み資本と分類される。次のエントリ
産業資本
産業資本は以下のような資本に姿態変換(変態)し、生産過程で剰余価値を生み出し、価値増殖をしていく資本である。製造業などがこれに当たる。●貨幣資本
貨幣の形態を持った資本である。
●生産資本
生産手段(工場施設など)かもしくは労働力などの形態を持った資本である。この資本において生産手段と労働力の結合によって生産過程が生み出され、剰余価値が発生する。
●商品資本
生産過程を経て生み出された商品の形態を持った資本である。
また生産過程において、価値が変わるか、変らないかによって二種類に規定される。
●可変資本
労働力を購入するための資本である。
労働力は生産過程において、剰余価値を生み出すために、価値は可変であるとする。
●不変資本
工場、原材料費、機械などの生産手段を購入するための資本である。
これらのものの生産に投じられた労働は、生産過程に入るその時点ではすでに、終了しておりしたがって、「死んだ労働」であるので、新たな価値を生み出さない。したがって価値は不変とされる。次のエントリ
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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