日本の高校野球
日本における'''高校野球'''とは、日本の中等教育学校後期課程及び高等学校の生徒、高等専門学校の第1学年から第3学年の学生が行う野球のこと。特に阪神甲子園球場で行われる二つの全国的な男子硬式野球大会は「甲子園大会」と呼ばれている。
なお、高等学校野球 (旧制)とは言葉が同じだが、これは現在の大学野球の前身で全く異なる。現在の高校野球の前身は、旧学制による'''中等学校野球'''が該当する。戦後の学制改革によって再編・継続され、名称も変更されているためである。
全国大会
毎年3月下旬から4月上旬にかけて開催される。秋季地区大会の成績などを参考に選抜された一般選考28校、特別選考の21世紀枠2校、希望枠1校、明治神宮枠1校の計32校で行われるトーナメント大会(明治神宮枠は獲得地区の一般枠を増枠する形となる。又2010年の第81回大会より希望枠を廃止し21世紀枠が3校になる)地区大会の成績や選考次第では同一府県から2校以上の出場がかなう場合もある。(ただし一般枠のみで3校選出はしないこととなっており、3校出場は21世紀枠を含めた場合の時可能である)優勝校には大紫紺旗が贈られる。尚、2008年の第80回記念大会は一般選考30校、21世紀枠3校、希望枠1校、明治神宮枠2校の計36校で争われた。
毎年8月に開催される。各府県1校ずつ、北海道は南北海道・北北海道の2校、東京都は東東京・西東京の2校の合計49校によるトーナメント大会。6月中旬から7月下旬(雨天順延で8月にずれ込む場合もある)にかけて行われる地方大会を勝ちあがった学校が出場できる。
国民的行事と呼ばれ、ときに社会現象となるほどの盛り上がりを見せる学生スポーツ最大の大会である。優勝校には大深紅旗が贈られる。尚2008年の第90回記念大会は、1998年の第80回記念大会同様に従来の北海道と東京に加え、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫の各府県からも2校ずつ代表校が決定され、計55校で争われた。
毎年10月に開催される。選手権で成績上位の高校から選考された11校と開催地枠1校によるトーナメント大会で、シーズン最後の全国大会。日程の余裕がないため、雨天中止が続いた場合には、ダブルヘッダーの実施や同時優勝になることもある(1979年は日程が消化できず、ベスト4に残った4校が優勝校扱い。また、2008年はわずか2日しか試合が実施されなかったため、優勝校無しとなった)。秋季地区大会の最中に行われることになるため、3年生のみで参加する高校も多い。公開競技であるため成績は天皇杯に加味されない。
近年は国体の目玉種目となっており、2006年ののじぎく兵庫国体では会場の高砂市野球場に徹夜組が並び、2007年の秋田わか杉国体では会場のこまちスタジアムに高校野球としては球場史上最多の2万4000人が詰めかけた。
毎年11月に開催される。秋季地区大会で優勝した10チームによるトーナメント大会で新チーム最初の全国大会。
出場校は各地区大会での優勝により翌年のセンバツ出場がほぼ確実になったチームばかりなので、センバツの前哨戦としての意味合いを持つ。同大会での優勝校所属地区は翌年のセンバツの出場枠を1つ多く獲得できる特典がある(明治神宮枠→但し2003年の34回大会以後)。なお、2007年の第37回大会では決勝進出の両地区に翌2008年のセンバツ出場枠が与えられた(記念大会のため)。次のエントリ
主催
主催は、全国大会は日本高等学校野球連盟(高野連)と新聞社(春の選抜高等学校野球大会は毎日新聞社、夏の全国高等学校野球選手権大会・全国高等学校軟式野球選手権大会は朝日新聞社)が行っている。2010年より選抜の後援に朝日新聞社が、選手権(全国大会のみ)の後援に毎日新聞社が、完成以来両大会の会場を提供してきた阪神甲子園球場が「特別協力」として加わる。
この他、地方大会は各都道府県高等学校野球連盟など(夏の全国選手権出場校を決めるための地方大会は朝日新聞社も)が主催する。次のエントリ
甲子園練習
春と夏の全国大会開幕前に、出場が決まった全代表チームの阪神甲子園球場での事前練習(通称:甲子園練習)が行われる。これは大会までに、甲子園のグラウンドの雰囲気を事前に確かめるという目的があり、大会開幕の概ね1週間前から順次行われる。1チームの割り当ては概ね30~50分程度。又一般客は球場のバックネット裏席に座り、無料で甲子園練習の風景を見る事が出来る。但し雨天等の場合は甲子園練習を中止、室内練習場での調整となる(この場合一般客は練習風景を見る事は出来ない)。なお、夏の大会についてはプロ野球・阪神タイガースの公式戦との日程調整の関係で午前中だけの開催となる場合がある。また、1998年第80回と2008年第90回の選手権記念大会では、それぞれ日程上の都合で甲子園練習が出来ず、施設見学のみが行われた。次のエントリ
地方大会
**新チームにとって最初の大きな公式戦である。地域によっては予めトーナメント方式やリーグ方式などで地域大会を行い、都道府県レベルの大会への出場校を決定する場合も多い。また秋季地方大会の前に新人大会を行い、秋季都道府県大会のシード校を決定する地域も見られる。成績優秀校は地区大会へ進出する。
**北海道、東北、関東、東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州の10地区でそれぞれ地区大会が開催される。東京地区が関東地区と別枠なのは、センバツの代表選考において、東京都は関東地方とは別枠で出場枠が与えられているためである。センバツの予選ではないが、この大会の成績が翌年のセンバツ出場校選考の際、非常に重要な資料となる。尚、この大会は明治神宮野球大会の予選を兼ねており、各地区大会優勝校が神宮大会出場権を獲得する。
**一冬越えたチームの力試しとなる公式戦である。成績優秀校は春季地区大会へ進出する。この大会の成績を基に夏の大会のシード校を決定する地域も多い。特に四国、九州のセンバツ大会出場校は日程的な問題で出場せず、チャレンジマッチ(都道府県大会優勝校との春季地区大会出場(順位)決定戦)のみの出場や、予選免除で地区大会に出場する場合がある。
**北海道、東北、関東、東海、北信越、近畿、中国、九州の9地区でそれぞれ地区大会が開催される。甲子園には直結しない大会である。
**毎年6月中旬から7月にかけて開催され、優勝校は夏の甲子園に出場できる。3年生にとってこの大会で敗退することは夏の終わりを意味する。この大会で敗退したチームは世代交代が行われ、再び秋の大会へ向けて新チームが始動することとなる。
その他にも新人大会や1年生大会、地域リーグ、地方杯がある。通常、新入学生(1年生)の選手は夏の大会のみしか出場できない(春の大会は新学期の2年生、3年生の選手のみとなる)ため、甲子園出場のチャンスは3年間で最大5回になる。次のエントリ
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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指揮官はひとしきり選手をたたえた後は、「(喜ぶのは)今日だけ。終わったら次というのが高校野球ですから」